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2024年7月25日
【2024年最新版】保育⼠試験の合格率は〇〇%?|試験の 内容やおすすめの資格取得方法も解説!

 

あなたは「保育士」という仕事にどのような印象をもっていますか?

 

筆者は、3歳になる娘を保育所に預かってもらっています。

毎日の活動を連絡帳に記入してもらい、その日の活動を知ることができます。

保育所では、子どもが生き生きと過ごしており「この園にあずかってもらって本当によかった!」と思える場所です。

製作や水遊び、お散歩など家では出来ないような経験をさせていただき、感謝しかありません。

保育士は、子育てをサポートしてくれる出来る心強いパートナーです。

 

保育士を目指す人の話を聞くと「子どもが好き!」「弟や妹の面倒をみていた」「保育園の時の先生にあこがれて」という理由から、興味をもつ人が多い印象です。

 

保育士になりたいと思っていても、仕事が大変なのではないかなどと、不安に思う人は多いようです。

保育士の仕事は大変ではありますが、やりがいのある仕事でもあります。

 

保育士は「好き」を仕事にできる職業ともいえます。

 

そして保育士になるには、「保育士資格」を取得することが必須です。

保育士資格を取得するためには、保育士試験を受けて資格を取るか、養成校に通って資格を取るかの2つの選択肢があります。

 

ここでは、保育士資格を取得をするための保育士試験の合格率や難易度にについて紹介します。

 

 

保育士資格ってどんな資格?

 

保育士とは2003年に国家資格となった、保育所などの施設において子どもの保育を行う、地域の子育ての中心となる専門職です。

保育士になるには「保育士資格」(国家資格)が必要です。保育士資格の取得方法は、2つあります。

 

1つ目は、保育士養成をしている大学、短大、専門学校などを卒業し保育士資格を取得する方法です。

 

2つ目は、国家試験である「保育士試験」に合格をすることで保育士資格を取得する方法です。

 

養成校を卒業した人あるいは保育士試験に合格した人が、都道府県知事の登録を受けて、保育士登録証が交付されることではじめて「保育士」になることができます。

 

参照)保育士試験を受ける方へ|一般社団法人全国保育士養成協議会 (hoyokyo.or.jp)

 

 

保育士は一生使える資格です

 

保育士資格は一生ものなので、一度保育士の仕事から離れても、ライフステージに合わせて資格を利用して再就職することができるのも強みです。

 

生涯にわたって役立つ資格と言えます。

 

 

保育士が働いている場所は保育所だけではありません

 

保育士の資格を取得すると、「保育所」はもちろん「児童福祉施設」で遊びや生活を支援する保育の専門家として働くことができます。

 

【児童福祉施設の例】

 

・乳児院

・児童養護施設

・母子生活支援施設

・障害児入所施設

・児童発達支援センター 等

 

また、近年保育のニーズが高まっている中、企業内の託児所や保育ママなど、今後もさらに活躍の場が増えることが見込まれます。

 

 

保育士試験の難易度は?

保育士試験について知ろう!

 

現在、保育士試験は全国試験が年2回行われています。

筆記試験が4月(前期)・10月(後期)、実技試験が7月(前期)、12月(後期)に行われます。

 

それとは別に、神奈川県や大阪府では、地域限定保育士試験が行われています。合格すると「地域限定保育士資格」が得られ、資格登録後の3年間は県内のみで就業可能となります。3年経過後は全国で働ける保育士資格となります。

 

 

保育士試験の合格率は?

 

保育士試験の合格率を見ていきます。保育士試験の過去5年間の合格率を見ると、2018年は19.7%で最低となっており、2022年は29.9%と最高になっています(こども家庭庁の資料を参考)。

 

およそ20~30%程度の合格率となっています。

 

 

年度 受験者数 合格者数 合格率
2018年 68,388 13,500 19.7%
2019年 77,076 18,330 23.8%
2020年 44,914 10,890 24.3%
2021年 83,175 16,660 20.0%
2022年 79,378 23,758 29.9%

参照)保育士試験の実施状況(令和4年度) (cfa.go.jp)

 

 

どうして保育士試験の合格率は低いの?

 

保育士試験は1次試験として筆記試験、2次試験として実技試験が行われます。

筆記試験の合格ラインは6割で20問中12問正解なら合格となります。マークシート方式ですので、簡単に合格できそうに思えます。

 

しかしなぜ保育士試験の合格率はおよそ20~30%程度と低いのでしょうか。

その理由は筆記試験の科目数の多さにあります。

 

筆記試験は9科目、実技試験も2分野あり、子どもの病気やけがの対応方法から児童福祉法などの法律問題まで幅広く出題されます。

出題範囲が広く、話題が多岐にわたるため難しくなっているのです。

 

保育は奥が深く、1科目ずつ丁寧に学習すると時間がいくらあっても足りません。

試験科目の多さや幅広さにより合格率が低い原因と考えられます。

 

 

  • 保育士試験の内容は?

筆記試験はどんな試験?

 

筆記試験については、以下の9科目が出題されます。

 

(1)保育原理

(2)教育原理

(3)社会的養護

(4)子ども家庭福祉

(5)社会福祉

(6)保育の心理学

(7)社会福祉

(8)子どもの食と栄養

(9)保育実習理論

 

例えば、(1)の保育原理の出題範囲は「保育士養成校で学ぶ教科「保育原理」、「乳児保育Ⅰ」、「乳児保育Ⅱ」、「障害児保育」及び「子育て支援」の内容とする。」とあり、幅広い知識が必要となります。

 

 

以下は令和6年度保育士試験(前期)保育原理の問1の問題です。

 


問1 次のうち、「保育所保育指針」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A)     「総則」、「保育の内容」、「食育の推進」、「子育て支援」、「職員の資質向上」の全5章から構成されている。

 

B)     「総則」に記載される「職員の研修等」の内容は、「幼稚園教育要領」及び「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」と共通になっている。

 

C)     「保育の内容」には、「家庭及び地域社会との連携」に関することが記載されている。

 

D)     「子育て支援」には、地域の保護者等に対して、保育所保育の専門性を生かした子育て支援を積極的に行うよう努めることが記載されている。

 

(組み合わせ)

      A B C D

1 〇 〇 〇 ✕

2 〇 ✕ 〇 ✕

3 〇 ✕ ✕ ✕

4 ✕ 〇 ✕ 〇

5 ✕ ✕ 〇 〇


 

【答え】5

 

この問題は「保育所保育指針」に関する問題です。「保育所保育指針」は、保育所保育において重要なガイドラインとなっているため、複数の科目で出題されます。

 

筆記の合格ラインは、全科目とも6割です。

すべての科目が6割以上なら、実技試験にすすむことができます。

しかし、筆記試験で1科目でも6割未満の科目があった場合は、実技試験の受験はできません。

ちなみに保育士試験は3年間で合格できればよいというシステムになっており、1度合格した科目は、翌々年の回まで試験を免除されます。

 

参照)保育士試験とは|一般社団法人全国保育士養成協議会 (hoyokyo.or.jp)

 

 

実技試験はどんな試験?

 

1次の筆記試験に合格をすると、2次の実技試験後が約2か月後に行われます。

この実技試験は音楽表現、造形表現、言語表現の3つの試験のうち2つを選択し受験します。それぞれを詳しく説明します。

 

(1)音楽表現

子どもたちと歌を歌うイメージで、課題曲を楽器(ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれか)で演奏しながら歌を歌います。

 

(2)造形表現

保育所での活動や生活の場面を、紙に色鉛筆などで明るく描きます。過去の例としては「子どもとお年寄りが昔のあそび(お手玉やあやとり)をして遊んでいる絵を、色をつけて描く」等が出題されました。

 

(3)言語表現

子どもたちの前でお話をするイメージで、課題となる年齢にふさわしい短いお話をします。決められた時間(3分)以内に課題になっている4つのうち1つ選び素話を行います。過去の例としては「ももたろう」「3匹のこぶた」「おおきなかぶ」等が出題されました。

 

 

  • 保育士資格を独学でとるのは難しい?

 

保育士試験の合格率は20~30%程度となっており、約4人に1人が合格する割合になっています。

決して簡単に合格する試験とは言えません。

 

保育士試験を受験した方は

 

「半年間死ぬもの狂いで勉強した日々でした」

 

「試験は出題範囲が広すぎて想像の何倍も難しいと感じました」

 

「保育士試験を何度も受験しましたが、6度目の不合格になりました」

 

という声が上がっています。

 

独学で取得するのは不可能ではありませんが、保育士の試験は難易度が高いため、相当な努力を要します。

さらに多くの参考書の中から自分に合ったものを選別するための時間と工夫も必要です。

また、法改正など試験に関する情報を自分で収集しなくてはなりません。

 

 

  • 保育士になるには「保育士の養成校」で取得するのが近道です!

 

 

保育士資格を取得するためには、保育士を養成している専門学校、短大、大学等に通うことが近道です。

その中でも専門学校は卒業と同時に保育士資格を取得できる学校があります。

 

神奈川県横浜市にある横浜高等教育専門学校は、厚生労働省・文部科学省の指定認可を受けた専門学校として2年間で保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を取得できる学校です。

2年間で保育士・幼稚園教諭になりたいと考えている方は、ぜひ資料請求やオープンキャンパスの参加をご検討ください。

 

高校生・社会人経験者の学生が2年間ヨコセンで学び、多くの卒業生が神奈川や東京、全国各地の保育所・幼稚園・認定こども園などの保育現場で活躍しています。

 

ヨコセンのホームページには卒業生に仕事のやりがいについて聞いたり、学生時代の思い出をインタビューしたりした卒業生インタビューも多数掲載しているので、学校の先生、保育士に興味ある方は参考にしてください。

 

また、保育士・幼稚園教諭について詳しく知りたい方は、ヨコセンのホームページをご覧ください。受験前や入学前に直接学生と話して、学校の雰囲気を感じたい方は、学校説明会も随時開催中です(遠方の方はオンラインでも実施しています)。ぜひお越しください。

 

【横浜高等教育専門学校のオープンキャンパスに参加してみよう】

  1. 学校概要や免許・資格、入試について詳しく知りたい→学校説明会
  2. ヨコセンの授業を実際に体験してみたい→体験入学

 

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