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2022年6月23日
【資格・免許】養護教諭になるために看護師免許を取得するメリットとデメリット

養護教諭希望者から「養護教諭になるために看護師免許を取得するメリットはありますか?」、「看護師免許をもっていないと養護教諭になることはできませんか?」という質問を受けます。養護教諭は教育の仕事、看護師は医療の仕事であり、実際の仕事内容には大きな違いがあるのですが、養護教諭免許状を取得できる大学の学部が看護学部や保健医療学部というような名称であり、養護教諭免許状は看護師免許と一緒に取得する免許というイメージがあるかもしれません。今回は養護教諭の仕事・免許や看護師免許を取得するメリット・デメリットについて紹介します。

 

【資格・免許】養護教諭になるために看護師免許を取得するメリットとデメリット

<<目次>>

  1. 養護教諭になるために必要な免許と養護教諭の仕事
  2. 養護教諭志望者が看護師免許を取得するメリット・デメリット
  3. 看護師免許も必要?養護教諭免許を取得する選択肢
  4. 大学・専門学校で養護教諭免許を取得するときの違い
  5. 看護師と養護教諭免許両方をもつヨコセンの教員から

 

 

1、養護教諭になるために必要な免許と養護教諭の仕事

養護教諭になるために必要な免許

養護教諭になるために必要な資格は「養護教諭免許状」  です。養護教諭として働くために看護師免許は必要ありません。養護教諭免許状は各校種・教科で存在する教員免許状の一種であり、その種類は「専修免許状」、「一種免許状」、「二種免許状」に分かれています。基本的にはこのいずれかの免許を所持している人が、学校現場の保健室で養護教諭として勤務しています。

 

養護教諭の仕事と看護師の仕事

養護教諭の仕事は学校において児童生徒の心と体の健康を守り、生き生きと生活できるように支援することです。主な仕事は下記のようなことがあります。

  1. 病気やけがの手当て
  2. 体や心の悩み相談といったカウンセリング
  3. 健康教育
  4. 健康診断の計画・実施
  5. 学校の環境管理

 

クラス担任のように毎回学級経営や授業を行うわけではありませんが、体や心にスポットを当てた教育の視点から子どもたちと関わり成長を保健室からサポートします。勤務する校種でも子どもが保健室に来る理由は特徴があり、小学校では子どもが活発に遊ぶためケガの手当て、中学・高校では人との関わりが多くなることで心の悩みや人間関係の相談が多くなってきます。

 

看護師の仕事は、医師の診断に基づいて、診療や治療の補助を通してケガや病気の患者に対して医療的なケア行います。主な仕事は下記のようなことがあります。

  1. 問診
  2. 与薬
  3. 点滴・注射
  4. 食事や排せつの介助
  5. 脈拍や血圧測定

 

看護師は子どもに限らず老若男女問わず全ての年齢の人を対象に仕事をします。また、働く場所も病院に限らず、保育園などの福祉施設や企業など幅広くなっています。看護師はケガや病気を治すという視点から色々な人を看護しています。

参照)森ノ宮医療大学まるわかり医療の仕事図鑑

 

養護教諭として求められること

養護教諭は保健に関する専門的な教員として下記のようなことが求められます。

  • ●教師としての教育力
  • ●保健に関する専門的な知識と技術を活用した健康教育力
  • ●集団の健康管理
  • ●学校救急看護

 

子どもや学校の健康管理という観点から養護教諭は学校にいなくてはならない存在です。看護師のように医療行為をすることはできませんが、適切な応急処置やケアなどで必要に応じて外部機関と連携し、学校と外部機関のつなぎ役を担っています。

 

 

2、養護教諭志望者が看護師免許を取得するメリット・デメリット

看護師免許を取得するメリット
  • ●看護に対する知識・技術が豊富になる
  • ●教員や保護者からより安心感をもってもらえる
  • ●就職の選択肢が広がる
  • ●特別支援学校で看護師・養護教諭の二役で活躍できる

 

看護の知識をもっていることで保健室にケガや病気で来る児童生徒に、より素早く適切な対応ができたり、看護や医療に対する知識をもっていない他の先生たちに安心感を与えたりできます。また、養護教諭を目指している人でも進路変更をして看護師を目指すことができるので就職の選択肢が増えます。私学の学校の中には、看護師免許を持っていると採用が有利になるとこもあります。特別支援学校では、医療的ケアを必要とする児童生徒の安全性を保障するために看護師が配置されています。横浜高等教育専門学校の卒業生でも養護教諭と看護師の免許を両方所持していて、2役を担っていたという事例もあるので、看護師免許を取得することは養護教諭としてプラス要因になります。

 

看護師免許を取得するデメリット
  • ●看護師免許を取得するための負担が大きい
  • ●養護教諭専科で学べる学校が少ない

 

看護師は人の命に直接かかわる場面が多いので免許取得のために実習や授業の負担は大きくなります。血が極度に苦手だったり、人の介助が得意でない人も一定数いたりするので、看護師への熱意がしっかりないと厳しい学生時代になるかもしれません。また、養護教諭免許だけ取得できる大学は少なく、看護や福祉などその学部の勉強をメインで行うことが多く、養護教諭を第一希望としている人には学びたいと思っていたことにギャップを感じるかもしれません。

 

 

3、看護師免許も必要?養護教諭免許を取得する選択肢

大学・短大・専門学校の教職課程を履修する

1、養護教諭になるために必要な免許と養護教諭の仕事で紹介した通り、養護教諭になるためには養護教諭免許状の二種・一種・専修のいずれかを取得する必要があり、看護師免許は必要ではありません。下記の表は養護教諭免許状を取得できる教育機関です。

 

教育機関 専門学校・短期大学 大学 大学院
種類 二種免許状 一種免許状 専修免許状
修学期間 2年 4年 2年
学費の目安 220万円前後 450~680万円程度 130万円程度(国立の場合)

学ぶ教育機関によって学費が大きく異なります。専門学校(横浜高等教育専門学校のみ)や短期大学では220万円前後で学ぶことができますが、学校の数がかなり少なくなっています。社会人や早めに就職したい高校生にとっては短期間で学費を抑えて養護教諭免許状を取得できるので、検討してみると良いです。大学については学部によって学費にバラつきがあります。看護師免許の取得を目指す看護学部系では、学費が高くなる傾向があります。しかし、福祉・心理・家政などの学部で養護教諭免許を取得できる大学は学費が安い傾向があるので、看護師免許を取得するかしないかで大学選びは変わると思います。専修免許状が取得できる大学院では、国立が多く修士課程まで学ぶことで免許を得ることができます。

 

保健師免許から養護教諭免許状を取得する

保健師免許を所持している人は、大学・短大・専門学校に再入学しなくとも、保健師免許を基礎資格として養護教諭二種免許状を取得することが可能です。教員免許状は各都道府県の教育委員会で出しているので、保健師免許と必要書類の提出で申請できます。ただし、教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目で下記の科目を履修していることが必要です。

<教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目>

  • ●日本国憲法
  • ●体育
  • ●外国語コミュニケーション
  • ●情報機器の操作

保健師免許から養護教諭二種免許状を取得したい方は教育委員会のホームページを調べてみてください。

参照)(授与B)保健師免許を基礎資格として養護教諭二種免許状を取得する場合

 

 

4、大学と専門学校で養護教諭免許状を取得する違い

専門学校は卒業で確実に取得、大学は学内選考も

専門学校の履修で養護教諭免許状を取得できるのは、横浜高等教育専門学校(ヨコセン)のみですが、ヨコセンの場合は、卒業条件が免許を取得することなので、卒業生は必ず養護教諭二種免許状を所持します。

大学の場合は、養護教諭一種免許状を取得しますが、看護学部や保健医療学部というような名称の学部で看護や福祉の履修を行う中で選択的に養護教諭の教職科目を履修する大学が多くなっています。そのため学部によっては、養護教諭免許が取得できる対象の学部に入学しても、その中でさらに学内選考があり、それを通過した人が養護教諭の科目を履修するというシステムを取っているところもあります。

ヨコセンのように卒業することが免許取得の条件や大学のように学内で選考があるなど養護教諭免許状取得の方法は学校ごとにシステムが違うので希望する学校があれば、どのような手順で取得するのか確認してください。

 

5、看護師と養護教諭免許を持つヨコセンの教員から

養護教諭は心もからだも育てる仕事

養護教諭は、学校の保健室から子どもの心とからだを育てる仕事です。今、養護教諭には教師としての教育力、専門的な知識と技術を活用した健康教育力などが求められています。学校の中で看護師免許をもつ養護教諭となれば、看護については知識・技術が保証され、より自信をもって仕事をできると思います。なので看護師免許の取得を考えている方はぜひ頑張ってみてください。その努力は養護教諭になった際に必ず子どもたちに還元することができるはずです。

ただ、養護教諭の本質は子どもが好きで心やからだの面から成長を支えたいということにあります。そのため看護師免許を取得しないと選択された方も心配はありません。保健室で行う看護や保健の知識・技術は大学や専門学校などの養成校でしっかり学ぶことができます。養護教諭を目指すときに自身に問いてほしいのは、「子どもとかかわることが好きなのか?」、「コミュニケーション能力を使って学校内部・外部と連携できるのか?」、「常に変化する子ども・時代に合わせて、学ぶ意欲があるのか?」です。これらをしっかり考えた上で養護教諭を目指したいと思うのであれば、素質は十分にあります。免許の取り方、もっている知識や技術は人それぞれですが、自分が目指したいと思う養護教諭に近づけるように、進路選択をしてみてください。

 

 

以上、【資格・免許】養護教諭になるために看護師免許取得するメリットとデメリットについて紹介しました。最後にも書きましたが、養護教諭の本質は、子どもの心とからだを育てることです。看護師免許を取得することで知識や技術面でのメリットはありますが、それ相応の努力が必要です。自分が目指す養護教諭像を考え、どんなことを学べば、理想に近づけるか考え進路選択をしてみてください。実際に横浜高等教育専門学校にも毎年、看護師を辞めて入学する人や看護学部のある大学と悩んだ末に養護教諭を専科で学べることに魅力を感じて入学してくれる高校生が数多くいます。ヨコセンの在校生がどんな決断をして養護教諭を目指すようになったのか知りたい方はぜひオープンキャンパスで学生に聞いてみてください。

 

横浜高等教育専門学校は実践的なカリキュラムで養護教諭・小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の免許・資格を取得できる学校です。オープンキャンパスでは学校概要や入試について説明する「学校説明会」、授業を体験できる「体験入学」、保育の実技体験ができる「保育フェスタ」など様々なイベントを実施しています。また遠方の方向けに横浜高等教育専門学校周辺で一人暮らしするための学生マンションを内見できる特別企画などもあります。オープンキャンパスには、高校生3年生はもちろんですが高校1、2年生、大学生・社会人もたくさん参加しています。保育や教育の仕事をしたいと考えている人はぜひご参加ください。ホームページには学生インタビューも掲載しているので参考にしてください。また、養護教諭小学校教諭保育士・幼稚園教諭について詳しく知りたい方は、一度ヨコセンのホームページをご覧ください。

 

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