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2022年9月16日
【養護教諭になるには】養護教諭二種免許状を取得して養護教諭になるメリットとデメリット

養護教諭になるためには養護教諭免許状が必要です。養護教諭免許状には、二種・一種・専修の種類があり、横浜高等教育専門学校では、養護教諭二種免許状を取得することができます。免許状の種類については、オープンキャンパスの質問でも「二種免許と一種免許の違いは何ですか?」「二種免許のメリットとデメリットを教えてください」などをよく受けます。免許状の種類や違いを理解しておくことは、養護教諭として就職後のキャリアを考える上で重要なことなので、今回は二種免許状のメリットとデメリットについて紹介します。

 

【養護教諭】養護教諭二種免許状を取得して養護教諭になるメリットとデメリット

 

<<目次>>

  1. 養護教諭二種免許状と一種免許状の違い
  2. 養護教諭二種免許状を取得するメリット
  3. 一種免許状と比較したときの二種免許状のデメリット
  4. 養護教諭二種免許状を取得する方法
  5. 二種免許状を取得して働くヨコセンの卒業生

 

 

1、養護教諭二種免許状と一種免許状の違い

養護教諭免許状を取得するために履修した科目の単位数で異なる

養護教諭免許状を取得するためには教職課程のある大学、短期大学、専門学校などで科目を履修して、一定の単位数以上を取得する必要があります。この単位数は、免許状の種類によって異なり、二種・一種・専修免許状取得のために必要な単位数は下記の通りとなっています。

 

<養護教諭免許状の取得に必要な単位数>

種類 二種免許状 一種免許状 専修免許状
単位数 42 56 80
必要な基礎資格 専門士or短期大学士 学士 修士

参照)基礎資格・必要単位(教育実習など)を修得して免許状を取得する場合の必要単位等

 

各免許状の取得には単位数の他に基礎資格が必要です。基礎資格は学位と呼ばれるもので、大学や短期大学、専門学校卒業時に得ることができます。多くの学びをするには、それ相応の時間も必要となります。大学では4年、短期大学・専門学校(※)では2年となるので取得できる単位数も変わってくるということです。また、学士を取得して、さらに大学院で学ぶと修士という学位を得て専修免許状を取得することもできたり、養護教諭一種免許状のみになりますが通信制大学でも取得できたりします。

※学校によって就学期間は異なります。

 

>>専修免許状についても知りたい方はこちら→【資格・免許】教員を目指すなら知っておきたい教員免許状の種類・制度と取得方法

 

二種免許と一種免許で仕事内容に差はない

養護教諭免許状には二種・一種・専修の3種類がありますが、どの免許状を所持していても養護教諭としての仕事内容に差や制限はありません。例えば、養護教諭の仕事は、保健室運営、健康診断の実施、健康教育、カウンセリングなど多岐に渡りますが、二種免許だからという理由で上記のような仕事ができないということはありません。養護教諭は一校に複数人配置されることもありますが、多くの場合、一人で保健室を運営します。そのため、どの免許状を所持していても養護教諭としての仕事を全て行うことが求められます。

 

 

2、養護教諭二種免許状を取得するメリット

経済的負担が少なく、短期間で取得できる

養護教諭二種免許状は、他の免許状より少ない単位数と専門学校・短期大学卒業の基礎資格で取得できるため、社会人や大学生が一から学んで取得するハードルが低くなっています。また、学校の保健室で働く養護教諭に憧れをもった高校生や経済的負担を軽減して教員免許状を取得したい方の需要を担っています。二種免許状を取得するメリットは下記のようなことが挙げられます。

 

<メリット>

  • ●養護教諭として必要な知識・スキルを短期間の履修で学ぶことができる
  • ●養護教諭への転職を考える社会人や大学生からの進路変更でも取得しやすい
  • ●一種免許状よりも経済的負担を軽減して取得できる

 

二種免許状は専門学校や短期大学であれば、2年間の履修で取得することができるため、就学期間や学費面で一種免許状取得よりもハードルは低くなっています。下記に教育機関によっての就学期間と学費の比較を記載します。

 

<免許状を取得するための就学期間と学費>

教育機関 専門学校・短期大学 大学 大学院
種類 二種免許状 一種免許状 専修免許状
就学期間 2年 4年 2年
学費 220万円前後 450~680万円程度 130万円程度(国立の場合)

 

ヨコセンにも、養護教諭の免許状取得を目指して、毎年多くの社会人、大学生、高校生が受験します。高校新卒者は18歳で入学しますが、社会人や大学新卒で入学してくる人の年齢は20~30代まで幅広く、看護師からの転職を考える人、大学で他の教員免許を取得したが、やはり養護教諭免許状を取得したい人など様々な経歴の学生がいます。

 

 

3、  一種免許状と比較したときの二種免許状のデメリット

養護教諭免許を取得できる教育機関が少なく、一種切り替えの努力義務がある

二種免許状は、学費面や就学期間面で一種免許状よりメリットがありますが、デメリットも考慮した上で取得の検討をしてください。二種免許を取得する上で、知っておいてほしいことを下記に記載します。

 

<デメリット>

  • ●養護教諭二種免許状を取得できる教育機関が少ない
  • ●一種免許状に切り替える努力義務がある
  • ●管理職へ昇進の際は、一種免許状以上が必要

 

まず、二種免許状を取得できる教育機関の数が少ないということがデメリットになります。短期大学では、全国に8校で、専門学校で、養護教諭を専科で学べる学校は横浜高等教育専門学校のみです。学校の場所は関東や関西、九州などで、住んでいる地域によっては、入学のために周りの環境を変える必要が出てきます。二種免許状を取得できる短期大学、通信制大学は下記のリンクを参考にしてください。(専門学校は記載されていません)

>>養護教諭の免許資格を取得することのできる大学

 

また、二種免許状取得者は、教育職員免許法の第9条の2において「教育職員で、(途中略)二種免許状であるものは、相当の一種免許状の授与を受けるように努めなければならない。」と一種免許状に切り替えの努力義務があります。「1、養護教諭二種免許状と一種免許状の違い」でも単位数の違いを説明しましたが、現実問題として4年間勉強した人と2年間勉強した人では学びの量が異なります。そのため二種免許状の取得者は、学校現場でも、より多くの学びをして、教育者としての資質を高めることが求められています。実際には、学校現場で二種か一種を問題にされることはありませんが、自らの勉強という意味でも長期休暇などを利用して一種免許状に切り替える人は多くいます。

他には、二種免許状を所持している人が将来キャリアを積んで管理職へ昇進する際は、教員として一定の経験を積んだのち、一種免許への切り替えが必要です。現在は養護教諭から校長や副校長になる人もいるので、覚えていくと良いでしょう。ちなみに養護教諭二種免許状の取得者は、現場で実務経験を積むことで一種免許への切り替え単位数の軽減措置があります。

 

4、養護教諭二種免許状を取得する方法

養護教諭二種免許状を取得するには2つの方法があります。

  1. 養護教諭の教職課程がある専門学校、短期大学を卒業して取得
  2. 保健師免許を取得後、申請する

 

養護教諭の教職課程がある専門学校、短期大学を卒業して取得

養護教諭二種免許状を取得する方法は、学校に通って卒業時に取得するということが一般的です。ただし、デメリットでも紹介したように、教育機関の数はかなり少なくなっています。まずは、自分で行きたい教育機関を探して資料請求をしてみてください。各学校の特徴や免許状取得までの道のりが分かると思います。ここでは、ヨコセンの養護科を例にして専門学校で養護教諭二種免許状を取得する場合を紹介します。

 

ヨコセンでは、基本平日の9:00~16:10に1コマ90分の授業が1日4コマ開講されています。授業では、包帯法や三角巾法などを学ぶ基礎看護技術や保健室の在り方を考えたり、掲示物作成したりする保健室経営など、実際の保健室現場で生かせる知識やスキルを学びます。2年生になると実践経験を積む教育実習や病院での臨床実習が入ってきて1年間学んだ知識やスキルを試す機会が多くあります。また、教員採用試験に向けた対策授業を1年生から行うことで、2年という短期間でも現役合格できるようにサポートしています。

 

保健師免許を取得後、申請する

保健師免許を所持している人は、保健師免許を基礎資格として養護教諭二種免許状を書類申請のみで取得することが可能です。社会人や大学生であれば、教育機関への再入学の必要がなく免許状を取得できる方法なので、覚えておくと良いと思います。

>>保健師免許から養護教諭二種免許状を取得する方法について知りたい方はこちら→【資格・免許】養護教諭になるために看護師免許を取得するメリットとデメリット

 

 

5、二種免許を取得して働くヨコセンの卒業生

各学校の保健室で活躍する卒業生たち

横浜高等教育専門学校の2年間で養護教諭二種免許状を取得して保健室で活躍する卒業生を紹介します。養護教諭の教員採用試験倍率は10倍前後の自治体も多くあり、教員の中でも難関です。下記のリンクは、その教員採用試験を突破して養護教諭の職に就いた卒業生です。高校新卒、大学新卒、社会人経験者など様々な経歴をもつ卒業生がいるので、ぜひ参考にしてください。

 

<高校卒業後ヨコセンに入学した卒業生>

>>養護教諭は「自らが成長し、児童へ還元できる」いい仕事

 

<大学卒業後ヨコセンに入学した卒業生>

>>ヨコセンの2年間は、本当に必要なことが凝縮された学び

 

<社会人経験後ヨコセンに入学した卒業生>

>>繊細な心を持つ子どもたちに寄り添って

 

以上、【養護教諭】養護教諭二種免許状を取得して養護教諭になるメリットとデメリットについて紹介しました。二種免許状は短期間で経済的負担が少なく取得できるため、社会人や大学生、意欲ある高校生には、養護教諭としての道が開ける良い機会となっています。短期間で取得する分、現場に出てから補う部分もありますが、必要な知識やスキルは二種免許取得の過程でしっかり学ぶことができるので、これから養護教諭を目指そうと考えている人は、自分はどの免許状を取得するのが良いのか考えてみてください。横浜高等教育専門学校は、毎年養護教諭になろうとする意欲的な学生が入学しています。二種免許の取得を考えたいという方は、下記リンクより資料請求やオープンキャンパス申し込みができますので、横浜高等教育専門学校を知ってみてください。

 

横浜高等教育専門学校は実践的なカリキュラムで養護教諭免許状を取得できる学校です。オープンキャンパスは毎月実施していて、学校概要や入試について説明する「学校説明会」、授業を体験できる「体験入学」などがあります。各オープンキャンパスには、ヨコセンの在校生も参加し、参加者の疑問や悩みに答えたり、実際の学校生活を話したりします。オープンキャンパスには高校生3年生はもちろんですが高校1、2年生、大学生・社会人もたくさん参加しています。養護教諭として就職したいと考えている人はぜひご参加ください。ホームページには学生インタビューも掲載しているので参考にしてください。また、養護教諭について詳しく知りたい方は、一度ヨコセンのホームページをご覧ください。

 

 

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【養護教諭になるための関連リンク】

  1. 養護科 コース概要/2年間の流れ/カリキュラム
  2. 養護教諭を目指す在校生のインタビュー(STUDENT’S VOICE)
  3. 養護教諭への就職状況
  4. 学校現場で働く卒業生のインタビュー

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