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リカレント教育という言葉が出てきて「生涯にわたって学び続ける」というスタンスの中で、教育について学びたいという方は多くいます。中でもパッと想像できるのが学校の先生(教員)です。小中高で教員に憧れを持っていたけど、大学では他の道に進んだり、他の職種で仕事をするうちに教育への関心をもったりした方が、今から教員を目指すことは可能なのかということについて解説していきます。
目次
大学卒業後の労働期間が40年以上あることを考えれば、20代、30代、40代で教員免許状を取得して教育職を選択することは、決して遅くはありません。毎年、横浜高等教育専門学校に入学してくる学生も高校生だけではなく、20~40代の大学新卒・社会人経験者など幅広い年齢となっています。ヨコセンの初等課程及び養護科では、例年約半数程度が大学新卒(中退等も含む)・社会人など新たに教員免許状を取得しようと思っている方です。また、学校現場で現役の教員をしている方でも、他の職種から転職して今の職についているという人は多くいます。「令和元年度学校教員統計調査」によると教員になる前の前職が他職種の人は10%前後いるようです。
今からでは、教員は無理だと思っているあなたも、周りを気にせず、自分の気持ちに素直になれば教員への道が開けます。養護教諭や小学校教諭・幼稚園教諭になりたいと考えている方は、本校のオープンキャンパスで在校生と直接話すこともできるので、自分と同じような境遇の学生に話を聞くことで気持ちの変化があるかもしれません。
実際にヨコセンに入学してくる学生で高校新卒以外にどんな経歴があるのか主なものを箇条書きにしてみます。
など、この数年でも様々な職を経験した方が、教員免許状を取得するために、ヨコセンに入学しています。上記の方たちは以前から教員への憧れを持っていたり、働く中で教育について関心を持ったりして、自分の職にしたいと感じたようです。これらの方たちは教職への強い熱意を持って本校へ入学しています。そのため2年間非常に一生懸命勉強していました。
「どんな人が教員を目指すようになるのか?」それは教職への強い熱意をもった人たちです。熱意があれば、免許状を取得する方法はいくつかあります。自分に合った方法を見つけて、ぜひ教職への一歩を踏み出してください。免許状の取得方法は「教員を目指すなら知っておきたい教員免許状の種類と取得方法」でも解説しているので、参考にしてみてください。
社会人から小学校教諭になることで、これまで培ってきた経験や知識、スキルが教育に生かせるというメリットがあります。社会人経験者であれば、多くの人が当てはまることを下記に記載します。
学校現場で働くようになると、関わるのは子どもだけはありません。同僚の先生、保護者、地域の人、関係業者の人など様々な人との関わりがあります。人とのコミュニケーションを円滑に行い、学校・子ども・社会・家庭をつなぐことが先生にとって必要不可欠になります。社会人としてコミュニケーション能力は学校現場でも活かすことができます。
会社などで働いていると文書作成や資料を作成してのプレゼンテーション、データ処理など様々な場面でパソコンを使用して業務を行うと思います。教員もメインの仕事は子どもたちへの授業ですが、成績処理やお便り作成、教材作成などパソコンを使う機会は多くあります。そしてこれらは、子どもが下校した夕方や授業の合間に行わなければならないので、効率性が求められます。今まで身につけてきた事務処理の能力は、現場でも十分に活かすことができます。
学校現場にいると日々、担当のクラス、職員室、子どもの家庭、地域などで様々な問題が発生します。これらに対応するには、主体的に問題を解決しようとする姿勢や行動力が必要不可欠です。会社などで働いていると多くのトラブルに遭遇し解決することが求められると思います。こういった能力は学校現場でも十分に活かすことができます。
免許状の取得に関しては教育職員免許法上、年齢の上限がないので何歳でも取得が可能です。しかし、実際に免許を取得するには教職課程のカリキュラムをこなす必要があります。そこで一番の課題になるのが教育実習になります。法律上で考えれば教育実習は何歳までという期限はないのですが、実際に受け入れる学校現場は今後の教員育成のために人手と時間がない中、受け入れています。実習の受け入れは人手がかかり、受け入れ人数にも限りがあることから教員として働ける期間が少ない方ほど、教育への熱意を相手側に伝える努力が必要になるかもしれません。
教員採用試験は、各自治体によって年齢制限を設けています。年齢制限を緩和する傾向にはありますが、自分が受験したいと考えている自治体はチェックしておく必要があるでしょう。参考までに本校の学生がよく受験する自治体の年齢制限を記載します。
教員は2021年現在では、60歳が定年となるので、定年前であれば、受験できる自治体が多くあります。しかし、東京都のように40歳前までと比較的早い段階で受験資格が喪失してしまう自治体もあるので、教員採用試験を受験しようと思っている方はぜひ確認してください。
その他の自治体は各自治体のホームページで確認してみるとよいでしょう。
参考までに上記の自治体のURLを貼っておきます。
一度学生を終えて社会で働いている方や大学新卒の方にとって就学期間と学費は非常に重要になります。以下に一般的な免許状の取得方法である専門学校、大学、通信に進学した場合の例を示します。
(見づらい場合は横画面を推奨)
就学期間 | 学費 | メリット | デメリット | |
専門学校 | 2年間 | 約230万円
(本校の場合) |
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大学 | 4年間 | 410~600万円程度 |
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通信 | 2年間~自分次第 | 50万~100万程度 |
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どこで免許状を取得するかは、それぞれのライフプランに合わせて考えるとよいでしょう。私の考えとしては、社会人からの転職と考えると新しい職場でしっかり自分の仕事をこなせるかという点が不安なので専門学校や大学でしっかり勉強したいですね。大学新卒であれば、短期間で取れる専門学校か働きながら通信という選択肢もあります。教員免許状は専門学校や大学に入学しなくとも取得する方法があるので、他の方法も知りたい方は「教員を目指すなら知っておきたい教員免許状の種類と取得方法」も併せてご覧ください。また、専門学校で教員免許状を取得したい方は横浜高等教育専門学校が数少ない学校となっているのでぜひ資料請求やオープンキャンパスにご参加ください。
以上、社会人・大学生から教員免許状を取得できるのかについて解説してきました。社会人や大学新卒でヨコセンに入学した本校の卒業生もよく言いますが、教員は以前にどんな経験をしていてもそれが役立つ日が必ずきます。早く教員になりたいという方もこれから教員を目指そうとする方も、今の仕事や学業など大切にすることは非常に重要です。その仕事・学業を経験していたからこそ伝えられることがきっとあります。ぜひ今を大切にして進路について考えてみてください。
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