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最終更新日2026年9月10日
「横浜高等教育専門学校って、入るのは難しいんだろうか」
オープンキャンパスの個別相談で、いちばん多い質問がこれです。
「倍率はどのくらいですか」「偏差値はどのくらい必要ですか」と、ほぼ毎回聞かれます。
そして、調べても数字が出てきません。
答えを先に言うと、本校は倍率を公表しておらず、偏差値も出せません。
ただし「分からない」で終わる話ではありません。
公表していない理由には理由があり、代わりに判断できる材料もあります。
この記事では、なぜ数字が出ないのかを仕組みから説明したうえで、自分が入学できるかを見積もるための材料を4つ挙げます。
過去3年の入学者がどんな学校から来ているかも紹介します。
目次

本校は入試の倍率を公表していません。
隠しているのではなく、出す前提で運営していないからです。
児童科初等課程・養護科とも定員は50名です。
ただし入学者数は年によってばらつきがあり、50名を超える年もあれば、それより少ない年もあります。
そして入学試験は9月から翌年3月まで年5回実施しますが、回ごとに定員を割り振ってはいません。
「第2回は何名まで」という枠がないので、回ごとの倍率という数字がそもそも存在しないのです。
背景にあるのは、小学校教諭や養護教諭を目指す方にはなるべく多く入学してほしいという考え方です。
教員養成機関として、志のある人を絞り込むより受け入れたい。
倍率を管理していないのは、その方針の結果です。
ただし定員がある以上、後になるほど残りの枠は少なくなります。
早い回で受験したほうが合格はつかみやすい、というのは正直なところです。

「ヨコセンってどのくらいの学力がないとダメですか」という質問も同じくらい多く受けます。
こちらの答えも「出せません」です。
理由を理解するには、偏差値がどう決まるかを知る必要があります。
偏差値とは、同じ学力テストを受けた集団の中での自分の位置を示す数値です。
全国模試で国語の平均点が50点だとすると、自分も50点なら偏差値50、それより高ければ60、70と上がり、低ければ40、30と下がります。
得点そのものではなく、受験者の中で上位何%にいるかを表しています。
そして学校の偏差値は、その学校に入学した人の偏差値によって決まります。
予備校などが模試の結果をもとに算出しているもので、学校の教育の質を表す数字ではありません。
ここが専門学校で偏差値が出ない理由につながります。
本校には、高校を卒業したばかりの方、大学や短大を卒業した方、中退した方、社会人として働いてきた方が入学してきます。
全国模試を受けた高校3年生だけが集まる場所ではありません。
比較の土台になる同一の集団がないので、偏差値という指標が成立しないのです。
探しても本校の偏差値が見つからないのは、公表を避けているからではなく、算出のしようがないからです。

数字が出ないなら、何を見ればいいのか。
判断材料は4つあります。
順に見ていきます。
本校が数値で定めている基準は、評定平均値の2つだけです。
それ以外の区分(一般枠・社会人枠・特別枠)には、学力の数値基準がありません。
高等学校を卒業していること、あるいは大学・短大等を卒業していることが要件で、成績で足切りをする仕組みにはなっていません。
高校既卒の方や社会人の方が気にする「昔の成績が悪かったから不利になるのでは」という心配は、基準そのものが存在しないので当たりません。
一般枠・社会人枠では作文があります。
ただし教科の筆記試験ではありません。
国語や数学の受験勉強をして臨む種類の試験ではない、と考えてください。
5つの試験区分すべてに面接があります。
ここが本校の選考の中心です。
本校はアドミッションポリシーで、求める学生像をこう示しています。
児童科初等課程 … 子どもをめぐる課題について、他者と議論しながら自分の考えを深め、行動に移せる人
養護科 … 学校における健康課題と向き合い、心身の健康について連携・協働できる人
面接で見られるのは、この2つに自分がどう重なるかです。
なぜ教育の仕事をしたいのか、どんな先生になりたいのか。
学力よりも、ここを自分の言葉で話せるかどうかが大きいと考えてください。
面接について不安があれば、オープンキャンパスの個別相談で聞いてください。
何を準備しておけばよいか、一人ひとりの状況に合わせてお答えしています。

判断材料としていちばん役に立つのは、すでに入学している人の顔ぶれだと思います。
過去3年の入学者が、どんな学校から進学してきたかを紹介します。
この幅の広さが、そのまま答えになっています。
国立大学を出た人もいれば、高卒認定から来た人もいる。
学力の高さで線を引いている学校ではないということです。
(個人が特定されないよう、学校名は挙げていません。)
看護専門学校からの入学が複数あるのは、養護科の特徴です。
看護の勉強をしてきた方が、養護教諭二種免許状を取るために入学するルートが実際に機能しています。
年齢層も20代から50代まで幅があります。
在校生の約4割は、社会人枠・特別枠から入学した学生です(2025年度の在校生数から算出)。

変わります。
ただし試験の難易度が変わるのではなく、残りの枠の問題です。
本校の入学試験は9月から翌年3月まで年5回。
回ごとに定員を割り振ってはいませんが、定員がある以上、後半になるほど残りは少なくなります。
受験者数には毎年おおよその傾向があります。
初等課程・養護科は、10月と、年明けの1月から3月にかけて増えます。
理由は進路の決まり方にあります。
小学校教諭や養護教諭を目指す方には大学を第一志望にしている方が多く、大学の推薦や一般入試の結果を見てから本校を受験するというパターンが一定数あるためです。
一方、10月は指定校推薦入学試験が始まる回でもあります。
本校を第一志望と決めている方は、この時期に受験することが多くなります。
本校を第一志望に考えているなら、早い回で受験することをおすすめします。
3月の入試まで必ず実施しますが、安心して進路を決められる時期は早いほうがいいはずです。
試験区分は5つあります。
高校3年生が受けられるのが指定校推薦・AO・一般枠、高校を卒業している方が受けられるのが社会人枠・特別枠です。
日程、区分ごとの必要書類、入学検定料、封筒の作り方といった手続きの詳細は、こちらの記事にまとめています。
▶︎ 【2027年度入試】横浜高等教育専門学校への出願方法|日程・試験区分別の必要書類・封筒の作り方まで
また、「自分の学力で先生が務まるのだろうか」という不安は、入試の合否とは別の問題です。
この点についてはこちらで詳しく書いています。
▶︎ 【教師になるには】偏差値が高くないと小学校教諭・養護教諭になれないのか?

倍率も偏差値も数字では出せませんが、個別相談では一人ひとりの状況に合わせてお答えしています。
「この成績で出願資格を満たすか」「大学を中退しているが受験できるか」「働きながら通えるか」「同じ年代の学生がいるか」。
この記事に書ける一般論より、ご自身の状況に即した答えのほうが役に立つはずです。
本校のオープンキャンパスは、受付から在校生が案内します。
教職員だけで運営しているわけではありません。
どんな学力の人が、どんな経歴で、なぜこの学校を選んだのか。
数字を探すより、本人に聞いたほうが早く分かります。
在校生は「ヨコセンアンバサダー」としてInstagramも運営しています。
普段の学校生活の様子は、そちらでも見られます。