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2025年6月25日
保育士に就職するには?専門学校で資格と就職を同時に目指す方法

更新日2025年6月25日

保育士に就職するには?専門学校で資格と就職を同時に目指す方法

「子どもに寄り添う仕事がしたい」「将来も安定した環境で働きたい」そんな想いから保育士を目指す高校生・社会人が増えています。しかし資格取得から就職内定までを一人で計画するのは意外に大変。そこで注目されているのが、専門学校で“資格取得+就職”を同時に叶えるルートです。

 

本記事では、横浜高等教育専門学校(以下 ヨコセン)をモデルに、国家資格(保育士資格・幼稚園教諭免許)を2年間で同時取得する方法、就職のサポート体制や就職者の声、入学後の就職活動スケジュールを詳しく解説します。

 

 

保育士として就職するには?

保育士資格の取得が必須

保育士になるためには保育士資格の取得が必須となります。主な取得方法は大学や専門学校など養成校に進学して卒業時に取得する方法と国家試験を受験する方法があります。

 

取得ルートは「養成校進学」が80%

保育士に関しては厚生労働省の資料によると、H30年度で有資格者の資格取得方法の割合は、養成校卒業が80%、保育士試験合格が20%となっています。保育士試験の受験者は、「子どもと関わる仕事がしたくなった」「保育補助をしていて資格が必要になった」など、すでに社会人として働いている人が受験する傾向が強いです。高校生の段階で保育士になりたいと考えている人に関しては、専門学校・短大・大学などの養成校に進学することが一般的となるでしょう。

 

また、養成校に進学するメリットとして幼稚園教諭免許やその他の資格免許を取得できる可能性があります。ヨコセンのような多くの養成校では、保育士資格+幼稚園教諭免許状の取得ができるようになっていいます。幼稚園教諭免許状も併せて取得することで就職先も幼稚園や認定こども園など幅を広げることができるので、養成校へ進学するメリットは大きいです。

 

  学習期間 実習 合格率・取得率 向いている人 +αの資格・免許
国家試験 個人差(平均2〜3年) なし 20〜25% 学費を最小限に抑えたい社会人 なし
専門学校(養成校) 2年 施設・園実習あり 卒業=資格付与 実践力と就職を重視したい あり(養成校による)

 

資格がなくても保育補助として現場で働く

保育士は資格を所持している人たちを指しますが、保育現場で働くことために必ずしも有資格者である必要はありません。園によっては、ボランティアやアルバイトのような形で人を雇うところもあります。もちろん、普段の仕事は保育補助や清掃が多くなり、保育に入れることはなかなかないと思いますが、現場の先生の仕事をぶりや子どもたちを見ることによって保育現場で働く意識を高めることができます。

 

ボランティアやアルバイトの求人は、専門学校などで求人票を張り出していたりネットで探したりできるので、興味がある方は探してみると良いと思います。ヨコセンでもこの手の求人は張り出されています。ヨコセンの入学者の中には保育補助を経験して保育士になりたいと思い入学している学生も多くいるので、まずは保育補助を経験して保育現場体験することもモチベーションアップに繋がります。

 

 

 

専門学校が保育士の就職に強い理由

保育士資格を確実に取得できる

保育士を養成している専門学校の多くは「卒業=保育士資格付与」となっています。そのため学校を卒業すれば100%保育して働く資格を得ることができます。国家試験を受験して合否の結果を待つより就職の計画が立てやすくなります。「2年後には確実に保育士として働きたい」など、ビジョンがある方は、確実に保育士資格を取得できる養成校に進学することで確実に希望を叶えることができます。

 

求人数は毎年1000件以上

養成校には、保育士の卵が多くいるので自然と保育所や児童福祉施設の求人情報も集まってきます。ヨコセンでは定員50名に対して毎年1000件以上の求人が集まっており、学生は勤務エリアや給与・福利厚生などの待遇を比較検討しながら就職先を決定することができます。

 

個別の就職支援

一人で就職活動するのとは違い養成校では教員やキャリア支援職員が就職を支援してくれます。ヨコセンでも保育課程の担任や専任教員が個々の就職相談に乗り、個々の適性にあった求人紹介、園見学の紹介、面接対策練習などを実施しており、一人ひとり丁寧な就職支援を行っています。

 

 

男性保育士や社会人経験者の保育士就職

男性保育士の現状と役割

男性保育士は全体の約5%と少数派ですが、保育士全体の増加に伴い、男性のなり手も増加傾向にあります。

 

採用面では、平均勤続年数の長さから長期的な貢献が期待される一方、一部保護者の懸念から採用に慎重な園も存在します。しかし、現場での需要は高く、男性職員がいることによる「防犯上の安心感」や、行事準備など「体力面での活躍」は大きな利点です。

 

さらに、「男性保護者の良き相談相手」となったり、子どもたちと「ダイナミックな遊びを展開」したりと、女性職員とは異なる視点で保育の質を高める重要な役割を担っています。

男子高校生でも保育士のニーズは強く、ヨコセンでは2024年度から保育課程を男女共学にしています。オープンキャンパスでも毎回数名の保育希望の男子高校生が来校しているので、男性保育士の就職は今後拡大していくと考えられます。

 

社会人経験が強みに!保育士への転職・再就職のメリット

社会人や主婦(主夫)が保育士へ転職・再就職する際には多くのメリットがあります。PCスキルやコミュニケーション能力といった社会人経験は、デジタル化が進む保育現場で即戦力として重宝されます。特に子育て経験は、子どもの発達を深く理解し、保護者に寄り添った対応ができる最大の強みとなります。

 

また、土日祝日に休みやすく、子育てにも理解のある職場が多いため、ワークライフバランスを保ちやすいのも魅力です。

 

さらに、保育士資格は年齢制限や有効期限がなく、一度取得すれば全国どこでも生涯使えるため、キャリアチェンジやライフステージの変化に応じた再就職に非常に有利な資格です。

 

ヨコセンでは、社会人経験者からの入学をサポートとして、正規雇用2年以上の方は、入学金の20万円免除を実施しています。社会人から一度学生に戻ることは経済面での不安もあると思いますが、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

保育者として働くための就職活動のスケジュールと方法

「保育所や児童福祉施設への就職活動って実際に何をやるの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか?ヨコセンは2年制の専門学校ですが、就職に関して動き出すのは2年生になってからです。ここでは横浜高等教育専門学校の保育課程の就職活動を例に就職までの流れを紹介します。

 

【2年生4月】

日々の授業の中で保育者としてマナーや立ち居振る舞い、履歴書の書き方、求人票の見方を学びます。新年度採用の求人を見て、どんな地域で働きたいのか、どんな条件で働きたいのかなど色々と検討します。

 

【2年生5月】

保育園の園長先生から実習事前指導を受けます。ヨコセンの保育所実習は5月と7月の2回、それぞれ同じ園に実習に行きます。その事前指導として心構えや実習中の注意点などを学びます。実習終了後に優秀な学生は「来年就職して欲しい」と声をかけてもらえることもあるので、頑張り次第で就職先の候補とすることもできます。

 

【2年生6月】

毎年、現場で働く卒業生を招いて講演会を行っています。実際に先輩がどのように就職先を選んだのか、どのような方法で就職活動をしていたのか、実際の保育はどうかなど様々なことを聞くことができます。

 

【2年生7月】

気になる園があれば見学に行ったり、保育就職フェアなどに参加したりします。ただ、ヨコセンでは10月の幼稚園実習が終了して保育所、幼稚園の良さを知ったうえで本格的に就職活動すれば良いと指導しているので慌てる必要はありません。

 

【2年生8月】

幼稚園の園長先生から実習事前指導を受けます。ヨコセンの幼稚園実習は10月に1か月間行います。保育所のとき同様、心構えや実習中の注意点などを学びます。

 

【2年生9月~12月】

この時期には、就職試験が本格化しているので、大学や短大・他の専門学校では求人に応募して面接などの就職試験を受ける学生が増えてきます。ヨコセンの学生は、10月中に幼稚園実習が終了し保育所と幼稚園の良さや自分の適性を考えた上で、就職活動が本格化します。学校としては、個別の面接練習を行ったり、作文・履歴書の添削をしたり、学生一人ひとりに合わせたサポートを行っています。就職試験の時期は園ごとに異なりますが、大半の学生が12月の年内までには内定をもらって4月からの就職先を決定することができます。

 

 

学生インタビュー「私が就職したいと思った決め手」

保育所を就職先に選んだ学生

私は子どもと関わることが好きだったので保育士か幼稚園教諭になりたいと考えていましたが、ヨコセンへの入学前は保育所と幼稚園どちらで働きたいか迷っていました。

就職先を保育所と考えるようになったのは、2年生のときに20日間の保育所実習に行った際に、0歳児から5歳児まで幅広い子どもたちと触れ合ったときです。その中で0歳児には0歳児の可愛さがあり、5歳児には5歳児の可愛さがあり、それぞれの年齢に魅力を感じました。そして、保育所で働くことによって子どもの小さい頃から毎年成長を見ることができ、感動する場面ややりがいをたくさん経験できると思い、保育所への就職を決めました。

 

幼稚園を就職先に選んだ学生

私が幼稚園に就職したいと思ったきっかけは、幼稚園実習中に、子どもと先生が一緒になって運動会の練習を行っている風景に強く心を打たれたからです。子どもたちと一緒に一つのことに取り組み、クラスで絆を深めていけたら嬉しいなと感じました。

 

認定こども園を就職先に選んだ学生

私が認定こども園への就職を決めたのは、子どもの年齢に応じて保育と幼児教育の両方を経験できる感じたからです。認定こども園は保育所と幼稚園が合体したようなところで、入園している子どもも乳児から就学前の子どもまで幅広い子ども達がいます。実際に園見学に行き、その園が沢山の自然に囲まれていて、子どもに合わせて保育から幼児教育へステップアップさせる環境が整っていたところに魅力を感じました。

 

 

 

以上、保育者になるために専門学校で資格と就職を同時に目指す方法について紹介してきました。保育士になるために保育士資格の取得は非常に重要です。取得方法としては養成校が一般的であり、資格取得の難易度、就職サポートにおいてはかなりの安心感があります。また男性保育士や社会人経験者の保育士もこれからの保育現場では需要が拡大してくるため男性の方や社会人の方もぜひ保育士を就職先として検討してみてください。横浜高等教育専門学校は2年間で養護教諭・小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の免許・資格を取得できる学校です。養護教諭小学校教諭についても詳しく知りたい方は、ぜひヨコセンのホームページをご覧ください。また、直接学生と話して、学校の雰囲気を感じたい方には、学校説明会や個別相談も随時開催中です。保育士資格を取得する一歩としてまずは資料請求やオープンキャンパスのご参加お待ちしています。

 

参考資料:令和二年保育士の現状と主な取り組み(厚生労働省)

 

 

 

3分の動画で横浜高等教育専門学校を見てみる

 


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  1. 【保育士になるには】保育士資格を取得する方法と難易度
  2. 【資格・免許】幼稚園教諭免許と保育士資格を取得するために知っておきたい併修制度
  3. 【何歳まで保育士になれる?】社会人・主婦(主夫)が保育士へ転職・再就職する魅力

 

【保育士・幼稚園教諭になるための関連リンク】

  1. 児童科保育課程 コース概要/2年間の流れ/カリキュラム
  2. 保育士・幼稚園教諭を目指す在校生のインタビュー(STUDENT’S VOICE)
  3. 保育士・幼稚園教諭への就職状況
  4. 学校現場で働く卒業生のインタビュー

 

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