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2026年6月22日(月)、本校系列の大谷学園幼稚園にて、本校養護科の教員(千足・髙嶋)が、園児さんと保護者のみなさまと一緒に、AEDおもちゃ「トイこころ」のイベントを行いました。
2名とも看護師の資格をもつ教員で、なかでも千足教員は救急外来やICUでの勤務経験があり、アメリカ心臓協会(AHA)認定の一次救命インストラクターでもあります。
「一人でも多くの命を救えたら」という願いを込めて、子どもたちと大人のみなさま、それぞれに合わせたプログラムをお届けしました。

髙嶋教員と園児

子どもたちの時間では、おもちゃのAED「トイこころ」が大活躍しました。
うさぎのぬいぐるみにそっと電極パッドを貼り、音声ガイドに合わせて胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの操作を“ごっこ遊び”として体験。3〜5歳は、言葉での説明よりも、実際に体を動かして学ぶことが得意な時期です。
その成長に寄り添いながら、AEDを「怖い機械」ではなく「身近なおともだち」のように感じてもらえる、あたたかなひとときになりました。
「トイこころ」との遊びには、こんな“あそびのチカラ”がそっと込められています。
主体性 ― まずは「知ること」から、自分で学んでみたい気持ちが芽生えます
共感力 ― 「どうしたの?」と声をかけ、倒れている人に心を寄せられるように
実践力 ― くり返しの“ごっこ遊び”が、いざという時に動く勇気につながります
判断力 ― ガイドに合わせて「つぎはどうする?」と考える習慣が育ちます
責任感 ― 「命はみんなで守るもの」という気持ちを、体で覚えていきます

保護者のみなさまには、心停止のしくみとAEDの役割を、データも交えながらお話ししました。救急車が到着するまでには全国平均で約8.9分。
何もせずに待っていると、生存率は1分ごとに7〜10%ずつ下がってしまいます。
けれども、胸骨圧迫にAEDを組み合わせると、1か月後の生存率は53.2%まで高まります。これは、119番通報だけの場合の約6倍にあたる数字です。
「救急隊を待つだけでは、大切な命は救いきれないこともある」――だからこそ、その場にいる私たちの早い一歩が大切なのだと、参加者のみなさまと一緒に感じる時間になりました。
このおもちゃAED「トイこころ」は、坂野電機工業所の坂野恭介さんが、「AEDの使用率を10%まで引き上げたい」という社会的な目標を掲げて開発されたものです。
その取り組みは、公益財団法人 日本AED財団の「AED功労賞」最優秀賞にも選ばれました。
本校養護科の千足教員も、この「トイこころ」づくりに携わっており、その想いに共感した本校は、「トイこころ」のスポンサーとして応援を続けています。

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これからも本校は、医療・救命の学びを次の世代へとつないでいくこの取り組みを、あたたかく応援してまいります。
今回の大谷学園幼稚園での講習は、その想いを地域のみなさまと子どもたちへ届ける、本校ならではのうれしい機会となりました。