Graduates Messages
卒業生メッセージ
学生時代は毎日が学びの連続で、とても充実していました。なかでも「基礎看護技術」で学んだ応急処置は内容が実践的で、職場でも役に立っています。養護教諭は急なケガや思いがけないアクシデントへの迅速な対応が求められる立場ですが、授業で学んだ応急処置をベースとし、緊急時でも対応できるように常にシミュレーションしています。幅広い年齢層の仲間たちと同じ目標をもち、勉強したこともよい思い出です。2年間という限られた時間の中で多くの知識や技能を学べたのは、仲間の存在も大きかったです。
保健室を訪れる子どもたちの理由はさまざまです。ケガや身体の不調はもちろん、心がちょっと疲れてしまったという理由でやってくる子どももいます。だから私は、どんな理由であっても安心して保健室を利用できるよう、一人ひとりとしっかり向き合うことを心がけて います。小学生は心身ともに大きく成長する多感な時期であり、モヤモヤする気持ちの理由が分からない、うまく言葉で表現できない、と悩んでいる子どもたちも少なくありません。そんな子どもたちの心の整理整頓を、サポートできる存在でありたい思っています。
一番やりがいを感じるのは、保健室をよく利用していた子どもが友達と楽しく過せるようになって、保健室を「卒業」するときです。学校生活を元気に過ごせるお手伝いができたかな、とうれしく思います。私はもともと人の顔と名前を覚えるのは苦手なのですが、約400 名いる児童だけは名前と顔、そして性格を把握できています。自分でもびっくりですが、それほど子どもたちはかわいい存在です。子どもたちの笑顔を守るため、自分も知識や情報を取り入れ、日々アップデートしていきたいです。
養護科 2019年卒業
横浜市立小学校勤務