Graduates Messages
卒業生メッセージ
1年生の時、先輩方が学校生活や定期試験、採用試験の対策など、私たちが不安に思っていることをゲームやお茶を楽しみながらざっくばらんにアドバイスしてくれる養護科全体の交流会がありました。不慣れな学生生活の中にあったので、楽しく明るい雰囲気で様々な不安を解消できたことがとても嬉しく、ありがたかったです。私は4年間の公務員職を経て入学したため、クラスメイトと仲良くできるか心配でしたが、グループワークの授業や緑化委員会の活動を通して、今でも連絡を取り合うほどの友人を得ることができました。
主に担任の先生が書いた健康診断のファイルを回収したり、保健室での救急処置や衛生管理に携わっています。そうした中で、保健室に来た子どもが元気を取り戻し「ありがとう」と言って教室に戻っていく姿を見られるのがとても嬉しいです。保健室以外の場所で会った時も、子どもの方から「今日元気だよ」「この前のケガはもう治ったよ」と笑顔で声をかけてくれて、そんな些細なやりとりもやりがいにつながっています。子どもが大人になっていくかけがえのない時間に自分が存在していることを実感でき、養護教諭になって良かったと思います。
どの子も傷つきやすく、繊細な心を持っていると感じます。大人は「そんなことで」とか「大したことじゃない」と思いがちなことも子どもにとっては一大事なので、常に本人がとても辛い思いをしているということを忘れないようにしています。これからも子どもの気持ちを受け止め、適切に寄り添うことで信頼関係を築いていくとともに、担任の先生方や保護者の方と連携しながら、子どもの抱える心身の課題を早期発見・解決できる養護教諭を目指していきたいと思います。
養護科 2019年卒業
藤沢市立小学校