アイコンGraduates Messages

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子どもたちが成長する瞬間に携わりたい

少人数制の実践的な授業が教師としての自信をはぐくむ

クラスメートは高校を卒業してすぐの人や私のような社会人経験者など様々です。それぞれの価値観やものの見方が異なるため、互いに意見を交わすこともありましたが、結果的にはこの経験が視野を広め、教師としての資質を高めてくれたように感じます。また、少人数制なので、模擬授業や指導案検討など実践的なこともたびたび経験でき、とても役に立っています。教壇に立つ自分のイメージを具体的に思い描け、実際に初めて教壇へ立つときも自信をもって臨むことができました。

毎日の成長と「できた!」という笑顔がパワーとやる気の源に

教師を志したきっかけは、ボランティアスタッフとして小学生の林間学校に参加したことです。児童たちの「自分で考え、行動し、成長していく姿」に心を打たれました。現在は小学 1 年生の担任をしていますが、成長具合には日々驚かされています。授業の最初は「わからない」と表情を曇らせる子でも、少しアドバイスすると、授業が終わる頃には「できた!」「わかった!」と笑顔に。そんな児童の成長を間近で感じられるのが、教師冥利につきます。仕事の大変さを噛みしめる時もありますが、児童の笑顔が私のパワーとやる気の源です。

時には厳しく、時には優しく、子どもの成長を見守りたい

実は、小学生の時は、学校をつまらなく感じていました。そんな私にしっかり向き合い、様々にフォローしてくれた担任の先生こそ、私の理想です。自分の主観を押しつけるのではなく、児童と同じ目線から指導し、可能性の幅を少しでも広げてあげられるような先生を目指しています。とくに最近の子どもは物事に対して自分から向かっていく力が足りないように感じており、そういうところも伸ばしていきたいです。理想の教師像にはまだまだですが、一歩ずつ着実に成長していきたいと思っています。

Profile
井手 恭平さん

児童科初等課程 2019年卒業
町田市立小学校勤務