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幼稚園教諭は、心から天職だと感じられる仕事

いまも現場で生かせている手遊びやピアノ演奏などの実践的な学び

学生時代を振り返ると、幼稚園で毎日のように行っている手遊び、ピアノ演奏、ダンス指揮など、多くがヨコセンの授業で教わったものであり、本当に感謝しています。これら授業もさることながら、授業の中で最も印象深かったのは教職実務演習でした。授業では「オズの魔法使い」の劇をやったのですが、本番に向けてそれぞれが時間の限り練習をして、劇中で使う小道具もみんなで遅くまで残ってつくり上げました。こうした経験は、他ではなかなか経験できない、嬉しいものですね。

幼い頃に関わってくれた先生のように、「つくる喜び」を伝えたい

勤務する幼稚園では、先輩の先生からアドバイスもいただきながら、懸命に日々学んでいます。そうした気持ちは伝わっているようで、保護者から「うちの子は西村先生が大好きみたいです」など嬉しい言葉をかけていただけることもあります。また、幼稚園での制作物をご自宅で大事に飾ってくださっているという話を聞くと、充実した気持ちになります。かつて私が幼い頃に、関わってくれた先生が「つくる喜び」を教えてくれたように、自身も子ども達と一緒に制作をしながら、つくる喜びを伝えられたらなと思いますね。

自身が心から楽しめるからこそ、子ども達の笑顔が生み出せる

勤務した当初は、私自身が緊張していたり、恥ずかしがっていたりしたことが伝わっていたのか、なかなか「一緒に楽しむ」ことができませんでした。しかし、時間とともに自信もつき、心から楽しいと思いながら接することができるようになると、長い時間でも子ども達が笑顔で楽しんでくれるようになり、改めて自分が成長することの大切さを実感しています。よく周りには「仕事が大変じゃない?」と聞かれますが、ずっと子ども達と遊んでいても疲れないし、苦しいとも感じないところを見ると、本当に天職であり、自分に合っている職業だなと感じます。もっと力をつけて、子ども達に憧れる先生でありたいと思います。

Profile
西村 絢美さん

児童科保育課程 2020年卒業
横浜隼人幼稚園