卒業生の声/養護科
大学在学中に考えた方向転換
志内 麗子 先生

横浜市立学校養護教諭
養護科 平成25年卒業

身の回りに目を向けることの大切さ

国連職員のように国際的な仕事に就きたいと考え、大学では語学とイスラム文化、そして、心理学を学びました。イスラムの人々の生活を知るためにシリアに留学もしました。そこで見たものは、シリアの人々が家族をすごく大切にしていることでした。そのときから私は「国外よりも、もっと身の回りに目を向けなければならない」と考えるようになりました。
また、心理学のゼミでは心の問題を持つ人が多いことを知りました。身の回りの心の問題を持つ人のために、臨床心理士を目指すことも考えましたが、問題発生後にケアするよりも、発生しないようにケアする方が大切です。それは養護教諭の仕事だと思い、大学3年生のとき、進路を変えました。
「どうすれば、養護教諭になるための資格が取れるか」。心理学のゼミの教授に相談しました。「専門学校か他の大学に入り直す必要がある。専門学校の方が実践的な授業も多いので良いのでは」とアドバイスがありました。「専門学校にはいろいろな年代の人が通うし、免許の取得を目指して、勉強もきちんとできる」。インターネットで養護教諭養成校を検索し、横浜高等教育専門学校にたどり着きました。

楽しかった教室、内容深い授業

体験入学に参加したのは4年生の夏になってからでした。先生方の対応が温かく、雰囲気も良かったので、ここなら集中して学べると思い、入学しました。
授業の内容は分かりやすく、先生から教え込まれるだけではなく、グループワークなどで自分から考える授業が新鮮でした。その中でも養護教諭として現場経験のある先生方の授業は素晴らしく、今でも良く思い出します。
保健管理や衛生管理、教職教養関係は初めて学ぶことばかりでした。病理学、薬理学の授業では、深い専門知識を教えていただきました。保健室に「ウィルスはこういうカタチでしょう?」「免疫って、何?」と子どもたちが聞きに来ます。そんなときに答えられるのも授業のおかげです。
クラスには私と同じように大学を卒業したり、社会人経験のある学生もいました。養護教諭を目指す人は気遣いができる人が多く、居心地も良かったです。昼休みに一緒にお弁当を食べていたのも、学生時代最後の良い思い出です。

かわいい子どもたちの笑顔も励みに

1年次から教員採用試験対策の授業があったことは、私にとってありがたいことでした。授業で過去問や出題頻度の高い予想問題の正解や解き方を学び、放課後も学校に残って、さらに勉強をしました。二次試験対策も大変参考になりました。試験前は勉強も個人プレーになって、考えが固まりがちですが、模擬授業やグループディスカッションの練習をお互いに顔を突き合わせてやっていると、気持ちも晴れ、みんなで頑張ろうとリセットすることができました。
仕事は大変ですが、子どもたちは本当にかわいいです。笑ったり、叱ったり、こちらが全力で接すると、それ以上のものが必ず返ってきます。
これからも子どもたちのために頑張ります。

[平成26年8月取材/取材時は中学校勤務]