卒業生の声/児童科保育課程
社会人経験を通して考えたずっと続けられる仕事
杉江 真那美 先生

あすいく保育園保育士
児童科保育課程 平成26年卒業

「子どもっていいな」という思いから

私は大学を卒業してから3年間、ある企業でセールスウーマンをしていました。仕事はある程度できるようになりましたが、その一方で生活はこう着状態で、いつまでもこのままでいいのかと疑問に感じるようになりました。
ちょうどそのころ、周りの友人に子どもが生まれ、幼児に接する機会が多くなりました。それまでの私は子どもにあまり興味がありませんでしたが、接していくうちに「子どもっていいな」と思うようになりました。考えてみれば、母も結婚する前は幼稚園の先生でしたし、従姉妹も保育士をしています。私も子どもに関わる仕事が向いているのかもしれないと思いました。そして、これから将来に向けて、いつまでも使える資格がほしいという希望もありました。はじめは養護教諭の勉強をしようと考えました。
インターネットで「養護教諭」をキーワードに検索したところ、横浜高等教育専門学校にヒットしました。「養護教諭になるには、何を学べばいいか」を知りたくて、説明会に参加しました。その説明会では養護科だけではなく、保育課程の話も先生や在校生の方から聞くことができ、そこで「小中学生か乳幼児のどちらを支援したいか」をもう一度、自分に問い直してみました。そして、考えた末に保育者への道を進むことに決めました。

頑張った2年間はいい思い出に

クラスにはいろいろな年齢の人がいました。アットホームで、25歳で入学した私にも居心地が良かったです。学ぶことには、少しブランクがあったので、いろいろなことが暗記できずに、初めのうちはつらい時期もありました。ピアノはそれまでに習っていたので問題はなかったのですが、絵心がない私には、図工などの制作が苦手で、クラスの友人に助けてもらっていました。ブラックシアターを作った発表会も、色を塗る場所や色の選択も難しく、何回もブラックライトを当てて試しました。ハンドベルもやりました。放課後、学校に残って制作したり、練習したりしたことも、今ではいい思い出です。

担任に相談し実習園への就職を叶える

この学校に入学するときには、保育士資格と幼稚園教諭免許のどちらを生かして就職するのかを決めていませんでした。保育園、幼稚園と実習を行いましたが、私は保育園が楽しく、手応えもありました。「絶対にこの保育園で働きたい」と考えるようになりました。
夏を過ぎて、いろいろな園の求人票が届くころ、実習園からの求人票はまだ、届いていませんでした。それでもこの園で働きたいという気持ちが強く、担任の先生に相談して、直接園に電話をしてみました。電話をすると「面接をしましょう」とお返事をくださいました。実習園の園長先生は毎年1回、実習の事前指導で横浜高等教育専門学校の教壇に立っていただいている先生でもあります。そんなつながりがあったこともあり、この園に就職することができました。
現在、0歳児が担当で、おむつ替えは大変ですが、1年目から0歳児を知ることができて良かったです。0歳児は成長が早く、保育園にいるときに、初めて歩けるようになったり、初めて何かできるようになることがあります。そんな「初めての行動」をお母さんよりも早くに見られることも、保育士ならではの楽しみです。そして、園児がやっと私の顔を認識してくれて、私のところへ来てくれるようになったとき、保育士になって良かったと感じます。

[平成26年8月取材]